研修について

手術部

研修医、修練医はこれら手術麻酔管理のほぼ全てに参加します。 手術部の各手術室には最新の麻酔器、各種モニタリングシステム、自動麻酔機録装置が備えられており、多数の指導医の下で最新の麻酔管理を研修して頂く事が可能です。
京都大学病院における手術麻酔研修の特長は、指導者の多様性と症例の豊富さに尽きます。
京都大学麻酔科には、それぞれのサブスペシャルティーを持ち合わせた多数の指導医がいます。多彩なバックグラウンドを持つ指導医から多様な指導を受ける事により、幅広い考え方を身に付ける事が出来ます。
また、京都大学病院ではすべての診療科で最新の治療法の検討が行われおり、一般病院では経験できない症例が多数存在します。週2例以上施行されている生体肝移植や脳死肝移植(移植外科)、脳死ならびに生体肺移植(呼吸器外科)、左室形成術(心臓外科)、覚醒下開頭術(脳外科)などは麻酔科医にとっても非常にchallengingなものであり、麻酔管理により手術成績が左右される可能性が大きいとされている手術です。このような麻酔を指導医と共に術前、術中、術後を通して経験することを重ねていく事により、特殊な病態生理学への理解が深まり、結果として非常にレベルの高い麻酔研修が可能となります。
私たちは、麻酔科学は侵襲反応制御医学であると考えています。
周術期のあらゆる侵襲から患者さんを守る為には、周術期使用薬の薬理学的理解と病態生理の理解に加え、危機に際して如何に考え行動するかという危機管理能力がとても重要になります。手術麻酔研修において、この様な危機管理のknowhowも学ぶ事が出来ます。
これらを通じて、京都大学麻酔科の手術麻酔研修では侵襲反応制御医学としての麻酔科学を幅広く学んで頂きます。

デイサージャリー

DSUでは、より幅広い麻酔経験を積むことを意図してプログラムを策定しています。
特色として、全身麻酔後の日帰り症例を多数経験できることに加えて、ラリンジアルマスクやi-gelのような声門上気道確保器具の挿入の機会も多数得られます。
また、小児の症例が多いこと(2015年は小児症例が131例)、特色のある症例(精神神経科の電気痙攣療法など)や種々の神経ブロック、中心静脈カテーテルやPICCの留置などが経験できます。
通常は、京大麻酔科の後期研修の一環として、DSUでの研修を行っていただきますが、希望があれば初期研修の一部をDSUで行うことも可能です。
また他施設からの見学・研修も歓迎いたします。麻酔からの速やかな覚醒、十分な術後痛管理、悪心・嘔吐の管理、早期の自立の支援などを学んでいただき、日々の麻酔診療に役だつような研修を提供していきたいと考えています。
以下の個別の達成目標が挙げられます。

  1. 短期滞在手術麻酔のためのスキルを身につける。
  2. 看護師、外科系医師とのチーム医療の実際を体験する。
  3. 患者の自宅、手術室、リカバリールームへの移動に対応した術前教育、術前評価、麻酔、リカバリーでの患者評価、帰宅後の患者フォローアップの実際を体験して意義を理解する。

ペインクリニック

ペインクリニック外来は、多角的な痛みの診断と神経ブロック等の侵襲的な治療を行う専門外来ですので、学会認定医またはそれに相当する技量を有する医師に対して研修を行います。
初期研修医を対象とした研修は行っていません。

集中治療部

集中治療部集中治療部では、呼吸循環管理を中心とした重症患者の全身管理を学びます。特に、敗血症の循環管理、人工呼吸器の設定や離脱、エコーを用いた各種診断法、気管支ファイバースコピー、血液浄化法、各種カテーテル挿入について重点的に研修します。凝固線溶系分子マーカーの測定による敗血症やDICの診断、感染制御部と連携した重症感染症の診療についても経験できます。また、救急外来から入室する重症救急患者の診療に携わることで、最重症救急患者の診療経験をつむことができます。

研修風景初期研修では、選択により1—2ヶ月の集中治療部研修が可能で、各月3名程度を受け入れており、重症患者の担当医として診療にあたってもらいます。後期研修では、集中治療部単独の研修は募集しておりませんが、麻酔科研修プログラムの一環として2—3ヶ月程度の集中治療部研修を行っています。

漢方

当院には漢方専門医資格を持った医師が一名おり、また漢方指導医資格を持った非常勤医師も漢方診療をおこなっております。
当院は漢方研修施設に認定されており、当院で漢方専門医取得が可能です。

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