京大麻酔科の近況
日本集中治療医学会 第9回関西支部学術集会
2025年7月5日
2025年7月5日(土)、日本集中治療医学会 第9回関西支部学術集会が開催されました。
本学会では、京都大学麻酔科が主管を務めさせていただき、麻酔科・集中治療部のスタッフ、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、栄養管理士の皆さんとも力を合わせ、楽しく有意義な学会運営に携わることができました。
当日は、教育講演で溝田先生、甲斐先生、シンポジウムで宇田先生、武田先生、演題発表で松川先生、佐藤先生、三好先生、楠戸先生、大石先生が登壇し、江木先生、松本先生、武田先生、橋本先生、川本先生、木村先生が座長をされました。
また、松川先生が最優秀演題賞、佐藤先生が奨励賞を受賞されました。
おめでとうございます!
ご参加・ご支援くださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
開催を経てたどり着いた思いは、やっぱり“思いやり”と“助け合い”、with sunshine in OUR heart! ☀️でした。
集中治療集中講義・ハンズオン
2025年6月28日
6月28日に集中治療集中講義およびハンズオンを行いました。
集中治療専門医による『集中治療⇒集中講義』は、今年で3年目を迎えました。今年は一部の講義(「周術期管理」「ARDS」「鎮静と鎮痛」「重症患者に対する栄養とリハビリ」「血液浄化の基礎知識」)を土曜日に集中して行い、持続的腎代替療法のハンズオンを初めての試みとして行いました。Web参加を含めると80名近く、コメディカル含め沢山の方々にご参加いただきました。ハプニングもありましたが、楽しく学ぶことができました。
上松先生、末原先生、千綿先生、白木先生 送別会
2025年6月23日、24日
7月より専攻医の上松先生が名古屋市立大学病院、末原先生が京都桂病院、千綿先生が兵庫県立尼崎総合医療センターへ赴任します。また、スタッフの白木先生が東京大学医学部附属病院に赴任します。
記念に花束と色紙を贈呈しました。
白木先生「長きに渡りご指導いただき誠にありがとうございました。たくさんの先生方と出会い、素晴らしい時間を過ごすことができました。新天地でも頑張ります!」
上松先生「次の場所でも頑張ります。ご指導いただきありがとうございます。」
末原先生「素晴らしい先生方にご指導いただきありがとうございました。」
千綿先生「長い間ありがとうございました。とても良い研修ができ感謝しております。」
みなさま、京大病院での勤務お疲れさまでした。
新しい環境でのご活躍を祈念しております。また、一緒に仕事できるのを楽しみにしています。
京都大学麻酔科専攻医プログラム説明会
2025年6月7日
6月7日に京大病院研修医・専攻医募集説明会を行いました。
多くの学生さん、初期研修医の先生が麻酔科ブースにお越しいただきました。江木先生をはじめ、スタッフの先生・専攻医の先生に京大麻酔科での後期研修について詳しいお話をしていただきました。
来場くださった学生さん、先生方も麻酔科専門医プログラムや京大麻酔科での日常など気になっておられたことをたくさんご質問してくださり、とても良い機会となりました。
京大病院麻酔科では見学を随時受け付けております。詳細については見学/説明会ページをご覧ください。
日本麻酔科学会第72回学術集会
2025年6月5日-6月7日
神戸ポートピアホテル・神戸国際展示場にて、日本麻酔科学会第72回学術集会が開催されました。
京大麻酔科からは、江木先生が招請講演およびシンポジウムに登壇され、溝田先生が専門医機構領域講習、甲斐先生と武田先生がシンポジウムで講演されました。松本先生と学生の岡崎さんは優秀演題として口演を行い、木村聡先生、伊藤彰仁先生、伊藤あんり先生、樋口先生がポスター発表を行いました。
また、江木先生がシンポジウムの座長、橋本先生がテーマ指定演題の座長を務められました。
抄録から実際の発表まで、先輩たちの指導を丁寧に受けながら準備して、皆、素晴らしい発表をされていました。是非、論文執筆も進めていきましょう。
学会発表は、学外の多様な先生方から貴重なフィードバックを得られる機会であり、非常に意義深いものです。今後も、専攻医の先生方や指導医の先生が、沢山発表していけるようにしていきたいと思います。
京都大学麻酔科専攻医プログラム説明会のご案内
6月7日(土)15:30〜17:00に、京都大学医学部 芝蘭会館にて、京都大学麻酔科専攻医プログラムの説明会が現地開催されます。
この説明会は、京都大学医学部附属病院の研修医・専攻医向け説明会の一環として行われます。
京都大学麻酔科に少しでも興味がある方や進路に迷っている方は、ぜひご参加をご検討ください。
当日は江木先生も参加されるので、親身に相談に乗っていただけると思います。
また、来年度から論文執筆が必須となることや、学会発表の評価方法が変更されるなど、麻酔科専攻医プログラムにはいくつかの変更点があります。これらについても、当日詳細に説明いたします。
参加の詳細や申込方法については、見学/説明会ページをご覧ください。
研修医向けレクチャー・専攻医抄読会
2025年6月2日
京大麻酔科では、研修医向けのレクチャーと専攻医の先生による抄読会を毎週月曜日の朝に行っています。
今週は辰巳先生によるGrade A帝王切開についてのレクチャーが行われました。麻酔科医が直面する一刻を争う事態の一つで、日頃からの備えが重要であることを学びました。
京大病院では麻酔科・産婦人科・小児科が協力し、Grade A帝王切開のシミュレーションを毎年実施しています。
抄読会では岡本先生が、
Pyridoxine Prevents Postoperative Nausea and Vomiting in Gynecologic Laparoscopic Surgery: A Double-blind Randomized Controlled Trial
という論文の内容をまとめ、皆で活発な議論が行われました。
経験することが多い合併症である術後嘔気嘔吐の予防薬に関する論文で、とても興味深い内容でした。
抄読会は、様々な論文に触れられるのと同時に、内的・外的妥当性の検討など論文の読み方についても勉強できる良い機会ですね。
日本麻酔科学会 予演会
2025年5月19日
日本麻酔科学会学術集会に向けて、予演会が始まりました。
今年は、優秀演題2題、ポスター発表4題、シンポジウム3題、専門医機構領域講習1題、招請口演1題で各先生が登壇します。発表予定の専攻医の先生、大学院生の先生、スタッフの先生が良い準備をして、皆で活発なディスカッションをしながら内容のブラッシュアップを行っています。皆の質問が良い勉強になりますね。
専攻医プログラム説明会のお知らせ
4月26日(土)と6月7日(土)に、来年度から変更される麻酔専門医制度の説明と京大麻酔科専攻医プログラムの紹介を行う説明会を開催します。
詳しくは見学/説明会ページをご覧ください。
春のシミュレーション
2025年4月5日
新たに仲間になった先生達や研修医の先生達と一緒に超音波ガイド下CV穿刺・肺エコー、POCUS 心エコー シミュレーションを開催しました。
指導者11名と29名の先生の総勢40名で楽しい時間を過ごすことができました。超音波ガイド下CV穿刺シミュレーションでは、実際の患者さんで穿刺を行う前に、安全に手技を行うための重要なポイントを参加者の先生方に習得していただくことを目的としました。
また、近年重要性が高まっているPoint-of-care ultrasound (POCUS) の中でも特にニーズの高い心臓と肺に焦点を当て、体系的なレクチャーと実践的なハンズオンを通じて、参加者の先生方のスキルアップを図りました。
皆で楽しく、そして、熱心に取り組み、会場は非常に活気に満ち溢れていました。シミュレーション後の振り返りでは、参加の皆でゆっくりとお話しすることができて、楽しい時間を過ごせました。今回のシミュレーションが、参加された先生方の今後の臨床現場での安全な手技の実施と、より質の高い医療の提供に繋がる一助となれば幸いです。
一緒に頑張っていきましょうね。
新年度のご挨拶
2025年4月1日
新年度となり、江木教授よりご挨拶をいただきました。
(2024年度の京大麻酔科の近況はこちらに移動しました。)
新しく、梅田真康先生、笠島奈央先生、青木亮樹先生、井深大地先生、大政洸星先生、田附枝里佳先生、戸口田究也先生、橋根利花先生、波多野護先生、保知修悟先生、前田颯生先生、安田宗一朗先生の12名の先生が専攻医として京大麻酔科に加わりました。
また、宇田周司先生、水野彰人先生、山本菜都美先生が大学院に進学されました。
organized chaosという言葉を胸に、個人としての多様性と集団としての団結力を両立できるようなチームを目指します。
今年度もよろしくお願いします。