医局員の近況
日本臨床麻酔学会 第43回大会
2023年12月7〜9日
宮崎県のシーガイアコンベンションセンターで日本臨床麻酔学会 第43回大会が開催されました。京大麻酔科からは、溝田先生が高齢患者麻酔のシンポジウムで講演を、相原先生が一般演題セッションで症例発表を行いました(発表タイトルはこちら)。
Sungwon Na先生
2023年11月27日
韓国の延世大学校より、Sungwon Na先生が長期休暇(サバティカル)を利用して京大麻酔科に来られました。2024年1月までの間、ICU回診に参加される予定です。Na先生は日本語・英語とも流暢にお話しされ、日本語で「ともに切磋琢磨していきましょう」と挨拶をいただきました。
武井先生 送別会
2023年11月13日
12月より、専攻医の武井先生が滋賀県立総合病院へ赴任されます。皆から寄せ書きとお花を贈りました。京大麻酔科での約3年間の研修、お疲れ様でした。新天地で引き続きご活躍されることを祈念しています。
関西支部症例検討会
2023年11月4日
梅田スカイビルで日本麻酔科学会 関西支部症例検討会(マンスリー)が開催されました。京大麻酔科からは、専攻医の佐藤先生が演題発表を行いました。
佐藤先生「多くの質問を頂き、とても貴重な経験となりました。ご指摘頂いた内容を、日々の診療に活かしていきたいと思います。」 佐藤先生、発表お疲れ様でした!
2024年度 専門研修プログラムが公開されました
2023年11月1日
日本麻酔科学会のウェブサイト上で、2024年度京都大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラムが公開されました。
豊富な症例と京大麻酔科の温かいチームワークの中で、信頼される麻酔科専門医を目指す専攻医へのご応募をお待ちしています。
2024年度 京都大学医学部附属病院麻酔科 専門研修プログラム
松尾先生 送別会
2023年10月27日
11月より、専攻医の松尾先生が武田総合病院へ赴任されます。皆から寄せ書きとお花を贈りました。松尾先生がさらにご活躍されることを期待しています!
ハイリスクカンファレンス
2023年10月23日
京大病院麻酔科では、手術・麻酔のリスクが特に高い患者さんを担当する場合、事前にハイリスクカンファレンスを開催して麻酔科スタッフ全員で麻酔方法を検討しています。複数のリスクが絡むことが多く、それだけに綿密な計画を立てた上で、患者さんにできる限り安全な麻酔を提供することを目指しています。
日本ペインクリニック学会 第4回関西支部学術集会
2023年10月14日
爽やかな秋晴れの下、大阪カンファレンスセンターで日本ペインクリニック学会 第4回関西支部学術集会が開催されました。京大麻酔科からは一般演題として相原先生がトラマドール誘発性幻覚が生じた症例について発表を行いました。
相原先生「ペインでの発表という貴重な機会を頂き大変勉強になりました。初めてのペイン学会で勉強になることが多く有意義な1日を過ごしました。」 相原先生、発表お疲れ様でした!
葛野先生 送別会
2023年9月25日
10月より、専攻医の葛野先生が京都医療センターへ赴任されます。皆から寄せ書きとお花を贈りました。これまでありがとうございました。また学会などでお会いできることを楽しみにしています!
日本心臓血管麻酔学会 第28回学術集会
2023年9月16日・17日
9月16日・17日に奈良県コンベンションセンターで日本心臓血管麻酔学会 第28回学術集会が開催されました。江木先生が教育講演・シンポジウムで、溝田先生がシンポジウムで、葛野先生・千綿先生がe-Posterで発表を行いました。(発表タイトルはこちら)。また、江木先生が招待講演・シンポジウム・セミナーで座長を、溝田先生・川本先生がe-Posterでコメンテーターを務めました。
日本麻酔科学会 第69回関西支部学術集会
2023年9月2日
9月2日に大阪国際会議場で日本麻酔科学会 第69回関西支部学術集会が開催されました。京大麻酔科からは12人が演者として参加し、江木先生が特別講演で、加藤先生・武田先生・白木先生がシンポジウムで講演を行いました。一般演題セッションでは、上田先生がスライドで、高橋先生・澁谷先生・葛野先生・吉田先生・佐藤先生・巽先生・千綿先生がポスターで発表を行いました(発表タイトルはこちら)。皆さんとも、質疑応答を含めて良い発表をされていました。
梅田先生 送別会
2023年8月28日
9月より、専攻医の梅田先生が京都市立病院へ赴任されます。皆から寄せ書きとお花を贈りました。これまでありがとうございました。梅田先生のますますのご活躍を期待しています!
納涼会
2023年8月27日
シミュレーションに続いて、夕方から納涼会を開催しました。医員、大学院生、今年度・来年度に着任予定の先生、麻酔科特定看護師の皆さんをお招きして、ビアガーデンを楽しみました。また、白木先生の学位取得をお祝いしてプレゼントをお渡ししました。晴天の中、盛況のうちに終わり、楽しいひとときとなりました。
京大麻酔科 夏のシミュレーション
2023年8月27日
研修医・麻酔科専攻医を対象に、困難気道管理と超音波ガイド下中心静脈穿刺のトレーニングを行いました。普段は練習をする機会が少ない、気管支鏡下挿管、声門上器具ガイド下挿管、輪状甲状間膜穿刺を模型を使って練習しました。
シミュレーション後は木村聡先生より、「ABC in PICU」というテーマで、小児ICUにおける気道・呼吸・循環管理について講義していただきました。講師、若手の先生方ともに熱心に取り組み、とても良い勉強の機会になりました。
日本Shock学会 第37回学術集会
2023年8月18〜19日
8月18〜19日にウインクあいちで日本Shock学会 第37回学術集会が開催されました。京大麻酔科からは、甲斐先生・松本先生が一般演題で発表を行い、田口先生がシンポジウムで講演を行いました。
日本集中治療医学会 第7回関西支部学術集会
2023年7月29日
7月29日に神戸国際会議場で日本集中治療医学会 第7回関西支部学術集会が開催されました。京大麻酔科からは、甲斐先生が教育セミナー・シンポジウムで講演し、小堀先生・西垣先生・松本先生・吉田先生・上田先生が演題発表を行いました。吉田先生が優秀演題セッションで最優秀演題に選ばれました。また、江木先生が教育セミナーで、甲斐先生が特別講演と演題セッションで、武田先生が演題セッションでそれぞれ座長を務めました。
第30回侵襲反応制御医学研究会
2023年7月22日
7月22日に第30回侵襲反応制御医学研究会を現地・Webのハイブリッド形式で開催しました。
本会の前半では、「研究のすすめ」と題して、京大麻酔科のスタッフより京大麻酔科で行われてきた臨床研究・基礎研究について皆様にご紹介しました。後半では、興味深い症例発表を6演題発表していただきました。皆様のご協力のもと、現地71名・Web42名の先生方にお集まりいただき、盛会のうちに終えることができました。心より御礼申し上げます。
次回は、2024年2月17日に開催を予定しています。
西垣先生・澁谷先生 送別会
2023年7月20日
8月より西垣先生が島根大学医学部附属病院、澁谷先生が神戸市立医療センター中央市民病院へ赴任されます。お二人に寄せ書きとお花を贈りました。先生方のますますのご活躍を期待しています!
日本ペインクリニック学会 第57回学術集会
2023年7月13〜15日
日本ペインクリニック学会 第57回学術集会が佐賀市文化会館で開催されました。川本先生・加藤先生・宮尾先生が発表を行いました。
プログレス開催
2023年7月1日
大学院生を中心に日頃の研究の成果を発表し皆で議論し合う「プログレス」を2日間開催します。1日目の本日は大学院生3名と来年度から大学院に進学予定の先生に発表してもらいました。臨床研究と基礎研究とそれぞれ研究手法は違えど、お互いの研究に活発な議論が行われました。
「集中治療→集中講義」が始まりました
2023年6月26日
今年度から新しい試みとして、「集中治療の基礎を集中治療専門医から学ぼう」を合言葉に7つのテーマで京大麻酔科の集中治療専門医がお話しする講義シリーズを始めました。
第一回として江木先生が「敗血症診療のポイントを基礎から!」と題して講義しました。ハイブリッド形式で行いましたが、現地+WEB参加合わせて92名の方にご参加いただきました。敗血症診療の重要な点として敗血症の早期認知、初期対応としての培養検査と抗生剤投与、循環管理についてお話があり、最後に質疑応答をして第一回を締めくくりました。
集中治療はチーム医療であり、医師だけでなく、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士の方々と協力していかなければ成り立ちません。この講義シリーズを通してより相互理解が深まることを期待しています。
来週からも講義は続きます。参加される方々は、楽しみしていてください。
集中治療→集中講義
2023年6月18日
現在、京大麻酔科には集中治療専門医が13人(うち、大学院生が2人)所属しており、集中治療部での診療を担当しています。今年度の新しい試みとして、「集中治療→集中講義」と題して、集中治療に関するセミナーを全7回開催することになりました。専攻医や研修医の先生方に、集中治療に興味を持ってもらえるきっかけになればと思います。
第1回 | 6月26日(月) | 敗血症診療のポイントを基本から! | 江木先生 |
第2回 | 7月3日(月) | ガイドラインから紐解くARDSの診断と治療 | 橋本先生 |
第3回 | 7月10日(月) | ICUにおける凝固マネージメントのキホン | 川本先生 |
第4回 | 7月18日(火) | 長期予後改善を目指した栄養とリハビリ | 甲斐先生 |
第5回 | 7月24日(月) | 周術期管理〜手術侵襲から患者を護る〜 | 溝田先生 |
第6回 | 7月31日(月) | どうする呼吸管理 人工呼吸器の使い方、呼吸不全の考え方 | 武田先生 |
第7回 | 8月7日(月) | 血液浄化療法のキホン | 辰巳先生 |
麻酔科教室説明会
2023年6月18日
今年度2回目の麻酔科教室説明会(京大レジビナー)を開催し、京大麻酔科の研修内容や医員の日常などを皆様にお伝えしました。見学は随時受け付けておりますので、説明会資料をご覧になりたい方、見学をご希望の方はこちらをご参照ください。
日本麻酔科学会 第70回学術集会
2023年6月3日
6月1日〜3日に神戸ポートピアホテル・神戸国際展示場で日本麻酔科学会 第70回学術集会が開催されました。京大麻酔科からは、川本先生・楠戸先生がポスターセッション、葛野先生がポスターディスカッション、楠戸先生が優秀演題セッション、江木先生が麻酔科領域講習で発表・講演し、小西先生が京都医療センターで行った研究のポスター発表をしました。また、江木先生がシンポジウムの座長をしました。現地とWebのハイブリッド開催でしたが、現地ではコロナ禍以前と同じくらいの盛り上がりを見せていました。
Thanks for your hard work, Ms. Yu-Ting Liou!
2023年5月29日
この1か月間、台北医学大学5年生のYu-Ting Liouさんが、交換留学生として京大麻酔科を研修されました。真摯に研修に臨まれ、台湾の病院・麻酔科と対比しながら勉強されていました。台湾でも引き続き研鑽を積まれ、良い医師になられることを期待しています。1か月間、ありがとうございました。
ASCAPAP 2023
2023年5月26〜28日
The 11th Congress of The Asian Society for Child and Adolescent Psychiatry が京都国際会館で開催され、加藤先生が発表を行われました。
麻酔科教室説明会
2023年5月13日
Zoomで麻酔科教室説明会(京大レジビナー)を開催しました。オンライン開催ということで、日本全国各地の医学生・研修医の方々が参加され、皆さんからの色々な質問にお答えしました。6月17日にも同様の説明会を開催予定です。京大麻酔科に興味をお持ちの方は是非お気軽にご参加下さい!
朝の座談会
2023年5月11日
今年度より研修医・専攻医の先生を対象に、江木先生・溝田先生が座談会という形で、火〜金曜日の毎朝5分間で麻酔のあれこれについてお話ししています。今日は「睡眠時無呼吸と気道管理」についてのお話でした。麻酔の知識が整理される良い機会となっています。
グランピング BBQ
2023年5月5日
ゴールデンウィークに専攻医で誘い合わせてグランピングに行ってきました!
天気も良く、久しぶりのバーベキューをみんなで楽しんできました。
臼井先生・高橋先生 送別会
2023年4月24日
5月より臼井先生が京都桂病院、高橋先生が市立岸和田市民病院へ赴任されます。皆から寄せ書きとお花を贈りました。 寂しくなりますが、先生方が新天地で更に活躍されることを期待しています!
輪状甲状間膜穿刺・超音波ガイド下中心静脈穿刺シミュレーション
2023年4月8日
初期研修医・麻酔科専攻医の先生方を対象に、輪状甲状間膜穿刺・超音波ガイド下中心静脈穿刺シミュレーションを開催しました。 良い雰囲気の中、皆で学ぶことができました。今回の経験が先生方の今後の研修に、そして患者さんに還元されていくことを祈念します。
Web歓迎会
2023年4月7日
新年度となり、Web歓迎会を開催しました。
新しく赴任・進学された10名の先生の歓迎を兼ねて、みなさんの自己紹介と江木先生からの他己紹介を行いました。スライドで昨年度に一番記憶に残った出来事や一番楽しかった事を共有し、お互いのことを知ることのできた一時になりました。困った時に相談できる仲間として、一緒に頑張っていきましょう。
また対面での親睦会も行っていきたいですが、手術が多少伸びても交代して参加できる、家での用事の合間に参加できるWeb形式は便利で、コロナ禍のひとつの変化かもしれません。
新年度のご挨拶
2023年4月3日
新年度となり、江木教授よりご挨拶をいただきました。
新しく、木村聡先生、山本菜都美先生、小西拓馬先生、上田未来人先生、佐藤壮洋先生、末原直幸先生、巽満紀子先生、千綿洋平先生、木村佳代先生、篠原洋美先生の10名の先生が京大麻酔科に加わりました。お互いを思いやり、助け合うチームとして、今年度も楽しく、頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
大嶋先生・安原先生・井手山先生 送別会
2023年3月27日
4月より大嶋圭一先生が大阪赤十字病院、安原玄人先生が滋賀県立総合病院、井手山理湖先生が大津赤十字病院へ赴任されます。皆から寄せ書きとお花を渡しました。
これまで本当にありがとうございました。先生方のますますのご活躍をお祈りしております。
第1回京都神経ブロックハンズオンセミナー
2023年3月19日
京大病院セミナー室にて、京大病院内外の専攻医の先生方を対象とした第1回京都神経ブロックハンズオンセミナーを開催しました。
今回のテーマは体幹神経ブロックで、奈良県立医科大学から田中暢洋先生を講師にお迎えして腹直筋鞘ブロック、腹横筋膜面ブロック等について講義と実演をしていただいたのち、超音波装置による画像の描出を経験していただきました。非常にわかりやすい講義と、ピットフォールの解説も交えた実演をしていただくことで理解が深まり、充実した時間を過ごすことができました。田中先生、ありがとうございました。
休日にも関わらず多数の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。2023年4月には麻酔科専攻医と初期研修医の先生方を対象としたハンズオンを行う予定です。
日本集中治療医学会 第50回学術集会
2023年3月2日〜4日
日本集中治療医学会 第50回学術集会が国立京都国際会館で開催されました。
江木先生が教育セミナー・パネルディスカッションで座長を努め、溝田先生・甲斐先生がシンポジウムで、武田先生がパネルディスカッションで講演し、辰巳先生・南迫先生・松本先生がポスター発表を行いました。
コロナ禍でWeb開催が続いた中、4年ぶりの現地開催でしたが、非常に充実した学会となりました。
白木先生が博士学位審査に合格されました
2023年2月16日
2023年2月16日に白木敦子先生の博士学位審査公開講演会が行われ、合格されました。学位論文の題目は
「クラスリン被覆小孔の構成分子との会合がμオピオイド受容体下流のβアレスチンを介したMAPK経路のシグナル伝達を制御する」
“The molecular associations in clathrin-coated pit regulate β-arrestin-mediated MAPK signaling downstream of μ-opioid receptor“
です。
μオピオイド受容体は我々麻酔科医にとって身近な鎮痛薬であるオピオイドの鎮痛作用発現に最も重要とされる受容体ですが、μオピオイド受容体を介した細胞内シグナル伝達経路についてはまだまだ未解明な部分も多いです。
白木先生は、μオピオイド受容体の下流におけるMAPK経路の活性化にβアレスチンとクラスリン被覆小孔の構成分子との会合が重要であることを見出しました。
おめでとうございます!
研修医麻酔科研修
2023年2月13日
研修医の先生方の麻酔科研修の一コマです。1年目の研修医の先生方中心に、ローテート序盤で気管内挿管、橈骨動脈ライン確保などのシュミレーショントレーニングを行って頂いています。先生方同士で挿管の介助をしあったり、ライン確保や気管挿管が上手くいけば「ナイス!」とかけ声したりなど、和気藹々と楽しくトレーニングを行っています。
プログレス
2023年1月27日・2月4日
2023年1月27日と2月4日の二日間で当診療科の大学院生を中心に研究の進捗状況を報告し皆で議論するプログレスを行いました。両日とも25名程度が参加して、皆で活発な議論ができ、本当に楽しかったです。
当科における臨床研究、基礎研究、そして機械学習などの幅広い研究を皆で共有する貴重となり、それぞれの研究担当者にとっても良い発見があったのではないかと思います。皆の研究が発展していくのが楽しみですね。
第29回侵襲反応制御医学研究会
2023年1月28日
1月28日に第29回侵襲反応制御医学研究会をハイブリッド形式で開催させていただきました。 大雪の影響が残る中でしたが、現地に47名、Onlineに57名、計104名の先生方に参加をいただきました。参加いただいた先生方に心より感謝申し上げます。
本会では、京大麻酔科のスタッフから、現在の京大麻酔科で行われている臨床・教育・研究について皆様に紹介させていただきました。また、大変興味深い症例発表をを6演題発表していただきました。 “仲間の力を信じる“という言葉通り、たくさんの先生方の力が集まった和気藹々とした会となり、楽しい時間を過ごすことができました。
次回は、本年7月、夏の京都で開催予定です。